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2025.4.28 生業(なりわい)

こんにちは、パワーソースの道明です。

昨年10月のブログ『昼の繁華街』にて紹介した、横浜西口にあるバー「EAT&BAR Roots!」
そちらのマスターより電気工事のご依頼をいただきました。

外にあるガラスの浮き玉を光らせてほしい。
「?????」
何のことを言っているんだろうと思いました。
外に出てガラスの浮き玉を見てみると、その意味がすぐに分かりました。
目印の赤提灯にしたいのかな???と。

 

こちらのお店は洋風のショットバー。和風の赤提灯は似合いません。
お店がオープンしている目印として、ガラスの浮き玉を入口にかけています。
そのガラスの浮き玉を赤提灯のように光らせたいのだと、マスターの意図を汲み取ることができました。

皆さんはガラスの浮き玉をご存じですか?
漁師たちが仕掛けの目印として海に浮かべていたものです。
ガラスは腐らないので、長い年月、海に浮かべていても大丈夫。
しかし割れてしまうので、割れないようにガラスの玉を網で編んで、漁の浮きとして使っていました。

現在ではオレンジ色や黄色のプラスチック製の浮き玉を海で見ることができます。
昔はすべてガラスでした。

 

こちらのお店の浮き玉は、沖縄出身のマスターのおじさんが宮古島で使っていたものです。
創業当時からお店の軒先にあり、20年以上このお店を見守っています。

ガラスの玉自体は50年以上前に作られたものだと思います。それを光らせる、、、
電気工事士としては、電球を仕込んでそこに電源を投入すれば光る。
それはすぐに思いつきますが、どうやってガラスに穴を開けようかと知恵を絞りました。
調べていく中で、ダイヤモンドホールソーなるガラスに穴を開ける刃物を知りました。


電気工事のものづくりを20年以上続けてきましたが、ガラスに穴を開けるのは初めてです、、、

 

うまく開きました!!!

そこからはお手のもの、電気工事士なのでそこに電球を仕込んで光らせるのはそんなに難しいことではありませんでした。
ただし、マスターのイメージ通りに光ることを心がけました。

そして完成!!!
ど真ん中に電球を配置し、強く光らせました。
宇宙に浮かぶ惑星のコアのように。

お店に持っていき明かりをつけると、マスターは感動してくれました。イメージ以上だと!!
私がつくったものでとても喜んでくれました。
本当に電気工事士でよかったなと思いました。技術と知恵は長い年月によって培われました。
その技によって人を喜ばせたり、幸せにすることのできるこの職業は本当に良いものだなと思いました。

左:道明  右:マスターの大田さん

栃木県出身の私は、工業高校で電気を学び、そこで電気工事士の資格を取得しました。
当時は電気工事士になると思っていませんでしたが、
今ではこの職業を選んだ、若いころの選択が間違っていなかったと思うし
頑張って知識と技術を身に付けたことによって人を喜ばせることが出来た、それを本当にうれしく思います。

電気工事士でよかった。

そして明日も電気を届けます。

目印は光った浮き玉。ぜひ皆さんも「EAT&BAR Roots!」 に足を運んでみてください。

 

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